犬をお迎えしたばかりの頃、犬がうんちを食べている姿を見て最初は驚きました。犬が食糞する原因とやめない時の対策は?
この記事は犬の飼育が初めての方、飼い犬が食糞をするけど大丈夫?うんちを食べても害はないの?という方に向けて書かせていただきました。
<この記事を書いた人>
ひなのお母さんです。簡単なプロフィールをご紹介していますのでひなひなネットについてもぜひご覧ください。
我が家の愛犬も「食糞」してしまいます。我が家の食糞対策についてもご紹介いたしますね。
アイキャッチ画像:さいさんさん
もくじ
食糞の原因
食糞とは犬が自分のうんちを食べる行為です。犬の食糞は正常な行動です。
しかし、うんちを食べたお口でペロペロされてしまうのは少し考えてしまいますね。また、寄生虫や感染症の心配もあります。
まずはなぜ食糞するのか。食糞の原因について見てみましょう。
①お腹が空いているから食糞する
②うんちがオモチャになっている
③飼い主の反応を見たりコミュニケーションを取ろうとしている
④うんちを片付けようと思って食べている
⑤寄生虫がいる
このようなことが原因と考えられています。
①の「お腹が空いているから食糞する」
これは言うまでもありません。お腹が空ていてて食べてしまうことがあるようです。食事の量を増やすと改善する場合もあるそうです。
②の「うんちがオモチャになっている」
うんちを興味本位で食べてしまったり、退屈しのぎに食べていることもあるそうです。
③の「飼い主の反応を見たりコミュニケーションを取ろうとしている」
飼い主の反応を面白がっていることがあるようです。食糞をした時、飼い主が「キャーやめて!」など高い声を出してキャッキャしていると喜んでいると思ったり、抱っこしてうんちを片付けるようなら抱っこしてもらいたいというコミュニケーションを取るための手段というケースもあるようです。
実際に私自身もこれは本当によく理解できます。食糞に限らず、トイレとは別の場所で排泄してしまったり、足を噛んできたりする場合にも、飼い主の反応はとっても重要です。
ワンちゃんは本当によく反応を見ています。喜ぶような態度や抱っこしたり甘やかすような態度はしない方が良いです。
④「うんちを片付けようと思って食べている」
ワンちゃんはとても綺麗好きな動物と言われています。うんちを早く無くしたいという気持ちの表れや飼い主が片付けるのを見て真似をしているケースもあるようです。
また、うんちをトイレ以外の場所でしてしまった時、飼い主に怒られた経験のあるワンちゃんは排泄することが悪いこと学習してしまい、排泄したことを隠そうとするケースもあるようです。トイレを失敗しても決して叱ったり叩いたりせず、黙って片付けるようにしましょう。
⑤の「寄生虫がいる」
お腹の中に寄生虫がいると十分に栄養が摂れず、うんちを食べてしまうことがあすそうです。疑いがあるようでしたら動物病院病院で検便をしてもらいましょう。
食糞の害
犬の胃酸は酸度が強いので、基本的には糞に入っている細菌も死滅させることができ、大きな害は少ないと言われています。
引用元:Route847-Fm yokohama 87.4
しかし、糞を食べると強烈な口臭を放ってしまったり、急性の胃腸炎になってしまうこともあります。
万が一糞に寄生虫がいると繰り返し寄生虫を飼い続けることになり、
人間とのスキンシップの中で人間にうつるという可能性もなきにしもあらずです。
さらに食糞の癖がついてしまうと、散歩中に外で他のワンちゃんの糞を食べる可能性もあり、そうなると病原菌の感染の可能性はさらに上がります。気をつけましょう。
食糞の対策
先程の章と少し重複しますが、食糞対策は原因と考えられる①~⑤それぞれ対策を取らなければなりません。
①のお腹が空いていて食糞する場合は、食事量を増やすこと。その際は獣医さんに相談してからの方が良いかもしれません。
エサを変えてみると食糞が治るケースもあるそうです。
②の「うんちがオモチャになっている」は、うんちをしたらオモチャにならないように出来るだけ早く始末してしまいましょう。
③の「飼い主の反応を見たりコミュニケーションを取ろうとしている」は、食糞の後の飼い主さんの反応が重要になります。出来るだけ無反応で対応すると良いでしょう。決して、「こ~ら~~」などと言って騒いだりしないように。ワンちゃんは喜んでいると勘違いしてしまいます。
④「うんちを片付けようと思って食べている」は、うんちをした後、飼い主さんが即、取り上げるように片付けている場合、ワンちゃんは「片付けなくちゃ!」って思ったり、または取り上げるように奪い取ると「取られてしまう!」と必死になることがあります。
取り上げるように片付けるのを止めてみて様子を見てみましょう。
⑤の「寄生虫がいる」は獣医さんに相談して検便してもらいましょう。
ビターアップルをかける
我が家のひなちゃんはこの記事を書いている現在、生後3か月半の子犬です。
おうちにお迎えした翌日、うんちをした後、パクっと食べてしまいビックリしました。
昔、うさぎを飼っていたことがあり、うさぎは自分のうんちを食べることがあります。犬も食べるの??と思い、すぐにネットで調べてみました。
調べてみると、正常な行動だということで安心しました。
我が家のひなちゃんの食糞対策として、我が家ではうんちに「ビターアップル」をかけてみることにしました。ひなちゃんをお迎えし、1か月近く経ってからこのビターアップルをかけるという方法を始めました。すぐに始めるべきだったと少し後悔しています。
ビターアップルとはリンゴから抽出した苦み成分で、家具や配線など家中どこでも噛んでしまうワンちゃんへの噛み噛み対策スプレーです。
やり方は、うんちをした後すぐにビターアップルをうんちにスプレーします。
ひなちゃんはクンクンとうんちのニオイを嗅ぎますが、パクっと食べなくなりました。
ビターアップルをスプレーし臭いを嗅がせ、即、うんちを片付けないようにしています。ペロッと舐める時もありますが、不味いのか口に入れようとはしません。これをしばらく続けてみようと思います。
こうすることで、うんちは苦くて不味いもの…と学習してくれれば食糞は治るのではないか?と思っています。
夜中の食糞
しかし、問題点もあります。見ている時はビターアップルで対応していますが見ていない時にするうんちは食べてしまいます。まだうんちは苦くて不味いものと学習していないようです。
いつも朝起きると、ひなちゃんのトイレにうんちはありません。しかし、うっすら茶色い色がトイレに付いていて、明らかにここでうんちしたよね?という形跡があります。
夜中にうんちをして、食糞してしまうようです。
この記事を書いている時点で、ひなちゃんが我が家に来てちょうど1か月です。この1か月の間、朝起きてトイレにうんちがあったのは、わずか数回しかありません。(起きてすぐうんちをする時もあるので、その時は恐らく、夜中にはしていないのだと思います。)
ひなちゃんは、朝起きたばかりの時はとっても甘えん坊です。抱っこすると私の顔をペロペロしますが、食糞したお口でペロペロ舐めてきます^^;
毎朝のことなので、食糞したお口でペロペロされることも慣れてしまいました^^
ワンちゃんを飼うということは、こういうことも覚悟しなくてはいけません。
夜中の食糞以外の話をしますと、日中にしたうんちもすぐに処理しないとパクっとやります。なので、うんちをした時は出来るだけ早く処理するようにしていました。
しかし、奪い取るように処理すると余計に食べてしまうとパピースクールでも教えてもらいました。「取られる!」と思って、ワンちゃんも焦ってしまうようです。
パピースクールの内容はこちらから(第1回~第4回まであります)
このことを教えてもらってから、トイレでうんちをしたらビターアップルをかけて、サークルから出してあげてご褒美のフードをあげる。そして、サークルへ戻しうんちの臭いをかがせてから処理をする。と言う方法に変えました。
それともう一つ、おうちにお迎えして1週間後に健康診断がありました。食糞のことを獣医さんに話すと、エサの量を少し増やした方が良いと言われました。
お腹が空いてると食糞してしまうからです。
獣医さんに言われて少しエサの量を増やしましたが、食糞はまだ完全には治っていないのでひなちゃんの場合は、お腹が空いているかどうかは関係ないのかもしれません。
このように、現在はまだ食糞については克服できていません。大きくなるともに治るケースもあるようです。
もう少し様子を見て、「食糞しなくなった!」など報告がありましたら記事を追加しますね。
食糞しなくなった
<記事追加:2021年5月19日>
食糞がようやく治りました^^
上でご紹介したビターアップルをかけて根気よく、食べてはいけない。食べても美味しくない。ということを教えました。
食糞しなくなったのは、たしか、4月中旬頃だったと思います。愛犬ひなは11月生まれなので、月齢5か月でようやくという感じですね。
ひとつ問題がクリアになりました^^
ビターアップルは食糞以外の噛み噛みのしつけにも使えるのでオススメです。